Bioshock 2 Minerva's den (Remastered): モンスターのAIってどうあるべき

 Bioshockのリマスターがリリースされるということで、唯一プレイしていなかったBiochock 2のDLCである「Minerva's den」のレビューです。

 といっても、Mineruva's den自体は、イオンレーザーといったいくつかの武器の追加があるのみで、基本的なゲーム性はBioshock 2本体と変わりません。でも、ストーリーの良さもBioshock 1/2と変わらず、短いながら最後に驚きが待っています。総評は7/10。

 

 話は変わって、Bioshock1/2の全体について思うことをつらつらと書きます。

 Bioshockシリーズは非常に有名だけど、Bioshock 1と2は、意外に、プレイしてみたけど途中でやめてしまったというケースが多いゲームでもあります。多くの人が言うのは、敵が強すぎるという点。そういう自分も、途中で難易度をイージーに変えてしまった一人です。(プレイできないというわけではなく、何か戦闘が楽しくない)

 自分が感じるところは、敵であるスプライサーおよびビッグダディが、痛みも感じずひたすらプレーヤーに向かってくるのが、いくらなんでも激しすぎるのだと思います。確かに、スプライサーはもう正常ではない人たちなので、それが正しいAIなのかもしれないけど、ゲームとしては楽しくなくなるのだと思います。よく言われるように、ゲームは、プレーヤーにある程度のチャレンジを与えつつも、最後には勝ようにしなければならないわけで、その点からこのAIの選択には問題があるのだと思います。

 加えて、Bioshock 1/2は、ホラー要素を取り入れたため開けた場所が少なく、敵の攻撃をよけるのが難しい。さらに、こちらに向かっている敵を倒そうと、たくさんの銃弾を撃ち込みたいところだが、Bioshock 1/2は銃弾がある程度限られているという問題があります。これが、戦闘が楽しめないにつながっているのだと思います。

 Metro 2033やDOOM 3も、モンスターがひたすら向かってくる、開けた場所でない、資源が限られているという、ほぼ同じ条件であり、プレーヤーが楽しいと感じづらい条件が揃っています。